保険

医療保険は入るべき?あなたにとっての必要性を確認しよう!

ぴよ吉

医療保険って入るべきピヨ?
いらないって何かのサイトで見たピヨ!

大仏くん

確かに、たまにそういう意見を見かけるよね。

ぴよ吉

必要って人もいるし、どっちが正しいかわからないピヨ!

大仏くん

うんうん、そうしたら今回は医療保険は本当のところ入るべきか?その必要性についてお話ししましょう。

 
 
こんにちは、
こんにゃく麺のクオリティの高さにおののいているFPの大仏君です。
 
果たして医療保険は要るのか、いらないのか!

ズバリお答えしましょう。

 
 

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医療保険は入るべき?

 
結論から言うと、
「医療保険なんていらない!入ってはいけない!」
というのは間違っている。
 
これがぼくの考えです。

しかしネットや本などでは、医療保険はいらないという意見を目にする事があります。

まずは彼らの言い分を見てみましょう。
 

医療保険が要らないという人たちの言い分

彼らの言い分はこうです。
 
  • 日本には高額医療制度がある。
  • だから医療費はそんなにかからない。
  • 保険は経済破綻しない為に入るものだ。
  • 医療費で破綻することはない。
  • だから医療保険は必要ない!貯蓄から払った方が良い!
 
このうち
・日本には高額医療制度がある。
・だから医療費はそんなにかからない。
というのは僕も同意見です。
 
というか事実そうなので、同意見も何もないんですけどね。
 
 
しかし
・保険は経済破綻しない為に入るものだ。
・医療費で破綻することはないから保険は要らない。
・貯蓄から払った方が良い。
というのは、
 
気持ちはわかるんですが、かなり微妙です。
 
 
なぜなら
  • 保険は経済破綻しない為だけに入るものではないし、
  • 破綻しなけりゃいいかどうかは本人が決めることだし、
  • 貯蓄から払いたいかも本人が決めること

だからです。

だから「お前が決めるなよ」って少し思っちゃうんですよね。
 
ここで、
高額医療制度があるから大丈夫という理屈について紐解いてみましょう。
 
 

高額医療制度を紐解く

高額医療制度とは、

医療費がめっちゃ掛かっても、あなたはこれしか払わなくていいよ。あとは国が払うから安心してね。
という制度です。

例えば、
医療費が月100万円かかったとしましょう。
この制度を使うと、自分で払わなければいけないのは87,430円だけです。

それ以上は国が払ってくれます。

 
【高額医療制度における個人負担限度額の計算式】
80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
※計算式は所得により変わります。
ぴよ吉

すごいピヨ!
国が助けてくれるなら、わざわざ自分で医療保険に入るのももったいないピヨ!

 
たしかにそんな気がするよね。

つまり「医療保険なんて要らないよ!」という人たちは、

「9万円くらいなら保険じゃなく、貯蓄から払った方がいいよ!」
という意見な訳ですね。

ぴよ吉

うーん、9万かピヨ。まぁ9万くらいなら、いや、まぁでも、うーんピヨ。
払うのは嫌ピヨ!

ちなみにこの制度には注意しないといけないことがあります。

 
この制度は、その月にかかった医療費の限度額を保障するもの。

1月は50万円、
2月も50万円かかった場合、
 
払う金額は
87,430円×2=174,860円
 
もし入院したのが、1/25~2/5までの10日間だった場合。

たとえ10日間だけであろうと、

月を跨いでしまってるので、
174,860円です。
 
10日間で17万円ですね。
つまり、
「10日で17万円くらいなら貯蓄から払った方が良いよ!」
という意見な訳ですね。
 
ぴよ吉

ぴ、ぴよよ。
10日で17万はちょっと困るピヨ・・・。

 
1ヵ月→87,430円
1年入院したら→1,049,160円
 
その間収入はストップするか減ります。
 
家族の生活は続いているし、
病院が近いとは限らないし、別途で見舞いの交通費などはかかり、
別途でリハビリ代がかかり、別途で空きがなく望んでもない差額ベッド代を払っていて、
周りの患者が「保険金がいっぱい出ちゃってさぁ」と言いながら旨そうなもんを食べてる横で、
自分だけ節約生活ですが、
 
「100万プラス何十万円くらいなら貯蓄から払った方が良いよ!」
という意見だそうです。
 
ぴよ吉

全然良くないピヨ!
大打撃ピヨ!!

 
 
そうだよね、大打撃になる人も多いと思います。

だから、

「そんくらいならいらないよ!」
って断言できちゃうのが逆にすごいなと思います。
 
別に彼らがそうしたいのならそれでいいと思うんですが、
大切なのは入る人がどう考えているかです。
 

医療保険は何のために入るのか?

 
医療保険は支払い総額が100万円超えることもざらですから、
収支だけ見れば入るとマイナスになる事の方が多いかもしれません。
 
しかし、保険てそもそも
単純な収支の為に入るんでしたっけ?
 
私は急で予定外の出費が嫌だから入ってます。
 
単純な収支だけ見たら、
保障なしでもっと良い金融商品がたくさんありますよ。
 
 
 
貯金は△、保険は□という言葉があります。

貯金を始めた翌日に何かあっても、
お金は貯まっていません。
保険は始めた翌日に何かあったとしても、
お金がもらえます。
 
何かあった時にまだ貯蓄がない人は借金をしろという事でしょうか?
諦めろということでしょうか?

わかりませんが。
 
 

医療保険は高い?安い?

 
たとえば、先進医療という保険があります。
 
彼らは言います。
「先進医療なんて使う人ほとんどいないよ。無駄だからやめた方が良い。」
 
これも、
「先進医療を使う人はほとんどいない。」
というのは事実ですが
「無駄だからやめた方が良い」
というのは意見ですよね。
 
 
 
先進医療を使う人はほとんどいませんが、
少しはいます。
先進医療を使うのは大体生死に関わる病気です。
救われる可能性があるなら、使う人もいるでしょう。
 
そしてこれは高額療養制度の対象外なので、全額自腹です。
 
400万なら400万自分で払うのです。
ぴよ吉

それはでか過ぎるピヨ!
恐ろしいピヨ!

大仏くん

ちなみに、先進医療にかかった技術料1000万円までを保障する保険があるんだけど、
毎月の支払はいくらだと思う?

ぴよ吉

全然わからんピヨ!
んん・・・、じゃあ勘で1万円ピヨ!!

大仏くん

55円だよ。

ぴよ吉

・・・

大仏くん

55円。

ぴよ吉

・・・は?

 
 
えーと、
55円て高いですかね?
 
 
彼らには高いみたいですが、
目くじら立てて
「先進医療なんてほとんど使わないんだから入っちゃダメだ!!」
なんていうほど高いかどうかは、
入る本人が決めたらいいと思います。
 
僕は入ってます。
 

「医療保険はいらない」という人が現れる理由

 
ではなぜ、
「医療保険はいらない」という方たちがたまに現れるのでしょうか?
 
 
もちろん、本人は本当に要らないと考えている
というのもあると思います。
 
 
 
すっごく稼いでるのに、
医療保険を一切売らないというベテラン保険屋さんと話す機会があったので、
聞いてみました。
 
 
大仏くん

なぜ医療保険を売らないんですか?

ベテラン保険屋

ああ、それはですね。
客が多くなってくるとね。医療保険の給付金を出すのって結構大変なんですよ。何度も客とやりとりしなきゃいけないし、申請も多いしね。
新人とかでも月に何人も給付申請があったりするんですよ。
死亡保障だけ売ってれば、基本的には死ぬまで連絡されないで済むでしょ?

大仏くん

なるほど、手間が省けるってわけですね。

ベテラン保険屋

そうなんですよ。
それに、入院したときに給付金が出るだの出ないだのと面倒なんですよね。
死亡だったら明らかに出るんですけどね。
手術したけど出ないってなったらクレームになるじゃないですか。

大仏くん

手術したけど出ないってことがあるんですね?

ベテラン保険屋

もちろんです。大体出ますけどね。
それだって出る範囲ってのは約款にちゃんと書いてあるし。
一応説明してても客って忘れちゃいますからね。

大仏くん

ほうほう、クレーム対策って事ですね。

ベテラン保険屋

ええ、でもまぁ一番の理由は、手数料が低いことです。
医療なんかよりでかい死亡保障売った方が金になりますから。
単価を上げたいなら医療は考え物ですよ。

大仏くん

はぁなるほど。
しかし、中には医療保険に入りたいという人もいるんじゃないですか?

ベテラン保険屋

それはちゃんと手を打ってますよ。
よく紹介してくれる経営者の人とか、ファイナンシャルプランナーには
「高額医療あるからいらないって言っといてね。」と事前に伝えてますから。
その方が逆に信頼感出るでしょ。
キャッチーじゃないですか。

大仏くん

そうなんですね。ちなみにあなたは医療保険は入ってるんですか?

ベテラン保険屋

まぁ、僕は入ってますね(笑)

 
狂ってますね。

こんな人ばかりではないですが、
こういう人もいます。

まとめ

 
「医療保険はいらない」と断言するのは、
間違いです。
 
正解は
「いる人といらない人がいる」です。
 
 
お金が潤沢にあって、
急な出費があっても屁でもないし、
自分の資産がガクッと削られても多少はいいやという人は
入らなくてもいいと思います。
 
 
急な出費は困る。
少なからず今の生活に影響が出るし、
迷惑が掛かるのは嫌だ。
という方は入った方が良いですよ。
 
 
キャッチーな言葉に惑わされてはいけません。
 
 
 
 
ただ、実際に高額医療制度は使えるので、
何でもいいからばんばん入ってしまうのもよくありません。
最低限の保障でいい人は、
最低限の入り方がありますよ!
 
 
医療保険の入り方については
また別の記事でお伝えしましょう☆
 
 

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